新しい音楽配信サービス 「DRL」 Digital Records Lease(仮称)プロジェクト始動!
ミュージシャンが考案・企画し、その想いに共感したレコーディングエンジニア/プロデューサー(グラミー賞3 回受賞)も参画!
“Fair Share for Creators“
〜デジタル化が加速する中でクリエイターのデジタル権利は適切に扱われているか?〜
デジタル技術を駆使した製品は、私たちの生活をとても便利にしてくれました。その一方で、デジタル化の進展に伴い普及した音楽サブスクリプションサービス(以降、音楽サブスク)により、クリエイターが人生を賭けて生み出してきた音楽作品の価値は下がり続けています。
私たちは、このような「不均衡」に強く問題意識を持ち、音源提供者が権利を有する音楽作品に対して公正かつ適正に経済的還元を得られる仕組みを標準化しました(USPTO ビジネスモデル特許 63/658,926 2024 年6 月12 日申請)。その仕組みを実装したプラットフォームを構築して ”音楽インフラストラクチャー”として日本、米国、韓国でローンチします!
ビジネスモデルの要諦
私たちは従来の音楽サブスクではブラックボックス化されていた楽曲提供者への収益配分の根拠を明確化し(ブロックチェーンによる履歴データの透明化、原盤複製数など)、楽曲提供者へ適正な還元を実施します。
サービス開発の背景
近年の急速な音楽サブスクの普及に伴い、CD(フィジカル)の店頭販売やデジタル音源のダウンロード販売といった従来の「音楽原盤ビジネス」の市場は急激に縮小しています。そのため、音源制作者や関係従事者は、収益減少により創作活動に支障をきたしているだけでなく、将来に向けたアーティスト育成が制限されるなど深刻な課題を抱えており、廃業を余儀なくされるケースも増えています。
さらに、現在のストリーミング方式の音楽サブスクの大半は、音源提供者にとって必ずしも満足できる仕組みとは言えません。
1. 原盤複製権が考慮されない
楽曲の原盤は、同時視聴するユーザーの数に応じてシステム上で複製されるにも関わらず、音源供給者と音楽サブスク事業者との契約では著作隣接権である「原盤複製権」が放棄されている状態に等しい。
2. 収益が公平に分配されない
音楽サブスクの収益は再生回数に応じて音源供給者に分配されますが、再生回数のカウント方法や不正再生の定義に不確かな部分があります。さらに、実情として、一部のメジャー楽曲への収益分配に比較的再生数の少ない大多数の楽曲が犠牲となっています。
例えば、ある大手音楽サブスク事業者では、全体の80% 近くを占める年間再生数1,000 未満の楽曲に対しては収益を分配しない方針をとっています。
私たちは、ミュージシャンが生み出した作品とその権利を適切に管理・運用・保護することにより、音楽業界関係者にとって持続的な活動の場(サステナブル・プラットフォーム)を提供したいと考えています。
創業メンバー
<伏島 和雄>
35周年を迎えるR&B/POP/ROCK バンド“FLYING KIDS”のBassistでリーダー。音楽レーベル主宰。著作権知識や他アーティストへのプロデュース経験も豊富。
<八木 禎治>
グラミー賞とラテン・グラミー賞を受賞したエンジニア/プロデューサー。日本人初となる3度の受賞と、2度のノミネート。米国ロスアンゼルス在住。
<長澤 精久>
プロデューサー。2011年経済産業省クールジャパン中国担当ディレクター。